STORY

~かやの木~

1.木について

かや(榧)はイチイ科カヤ属の常緑針葉樹です。

碁盤・将棋盤として最もよく知られており、非常に高級品です。高価なものでは数百万円から一千万円以上するものもあります。かやの木の成長は極めて遅く、種子から育てると、苗になるまで数十年かかります。直径が1mを超える大きさになるには300年以上~の時間が必要です。


2.歴史

昔は実を食べる文化があり、今でも漢方分野ではよく知られています。しかし、明治時代以降から伐採が進み、日本国内にあるかやの木は非常に残り少なくなってきました。

その中でも、kayanomiがある仙台では有名な「仙台柳生かやの木」は、仙台市保存樹木(1978年指定)であり、樹齢1300有余年の歴史を持ち、仙台市内の最古木とされています。また、根本から見つかったとされる仏像・薬師瑠璃光如来が社に祀られており,源頼朝の平泉攻略時にこの木に馬を繋留したとの言い伝えがあり、「おやっくさん」として地域の歴史的シンボルとして親しまれているそうです。

仙台柳生かやの木

~kayanomiができるまで~

「”かやの実”を使って、地元の名産を作れないかな?」

所属する 柳生・西中田商工振興会の会長である早川さん⁽¹、町内会長から声がありました。

「わたしがやります!」と、飛び込んだのがキッカケでした。

その後、商品の開発やエビデンス調査には、公立大学法人宮城大学 庄子 真樹 先生⁽² にご協力いただきました。

私たち商工会のニーズ(カヤの実を用いて商品化したい)に対して、相談者との面談や技術調査を行い、アイディアを提供して地域の活性化に貢献していただいております。

また、仙台市太白区 まちづくり推進課⁽³の皆さまにも、かやの木の調査にご協力いただいています。

左から(敬称略)
1)早川 英雄
柳生・西中田商工振興会 会長 / (株)TOHO 代表取締役社長
◉千葉 朱詠
kayanomi 代表 / ac Food Partners 代表
2) 公立大学法人宮城大学 研究推進・地域未来共創センター 副センター長(企画担当)・コーディネーター 大学院食産業学研究科 准教授 庄子 真樹 博士(農学)
3)益田 理希
仙台市太白区 まちづくり推進課

試行錯誤を重ね、一つ目の商品「Aroma mist」が出来上がりました。かやの木から生れたことから”kayanomi”というブランド名にしました。

地元を離れて頑張る人、仕事で毎日が忙しい人、家事や育児で自分の時間が欲しい人。

そういった方々へ「癒しの時間を届けたい」という想いを込めています。

家族でも、一人でも楽しめるように自然由来の材料だけでつくりあげています。

アロマブランドとして皆さんへ癒しの時間を届けるため、 固定概念にとらわれず、自由な発想で、寄り添ったモノ創りを続けていきます。


kayanomi があなたへ届きますように。